出ますよ

!!


本日、出版社から献本が届きました。



B.Y.C.〜裏庭街〜』、今週末16日発売です!
加倉井ミサイルさんのカラーテクニックがふんだんに味わえる、A5版・160ページ フルカラーコミックス全1巻!!


続刊無しのフルカラー本ということで、部数も若干抑え目になっております。
書店で見つからない場合は、ご面倒おかけしますが、Amazonの通販や、書店でのお取り寄せでお買い求めいただけると……!
ほら、これ、この下のボタンをポチってみてくださいな(笑)


BYC~裏庭街 (YAコミックススペシャル)

BYC~裏庭街 (YAコミックススペシャル)

業界雑感


今回フランスのアングレーム国際漫画祭において、多数日本の漫画がノミネートされ、一部ではニュースになっています。


「仏アングレーム 日本作品も候補に「劇画漂流」「聖おにいさん」など」
http://animeanime.jp/news/archives/2011/12/post_1769.html
「砂の剣」最高賞候補 仏国際漫画祭
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-12-08_27054/?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter


もちろん、直前の記事のとおり、フランスに渡ってBD作家として活動している僕の元相方・オオシマヒロユキも、この賞にノミネートされた一人なのですが、
http://www.bdangouleme.com/bd/Crime%20School%20T1%20:%20La%20Rentr%C3%A9e%20des%20crasses/388/33
身内びいきがあるとはいえ、日本作品のみがリストアップされ報道される姿勢に少々疑問が。




もう何年も前の話ですが、小○館の編集に漫画の海外展開については何をしているんですか? と尋ねた時に、返って来た答えが


「欧米渉外部署に担当が一人いて、向こうの出版社から翻訳させてくれないかという問い合わせがあった時だけ対応している」


と。
特にフランスで漫画が大ブームになっていると日本では報道されていた頃です。クールジャパン、なんつって。
それなのに、担当者が一人!? 待ってるだけ!?
漫画がこんなに海外で受けてるのに、積極的に売りに行かないんだな、小○館は。と、驚きました。
しかしそれ以外の出版社でも、作品も作家も、国内で育て、売り、まあ海外での売上はオマケみたいなもんかな、と思っているフシがあるように感じます。
元相方のBDも、話題にしたところで国内で売れるコンテンツでもない。
日本の業界に関係ないなら、別にいいかという姿勢がこの報道に見えるのじゃないかと。(少々うがった見方かもしれませんが。)


日本の漫画市場は縮小しているのに、せっかくの拡大のチャンスを棒に振っているとしか、私には見えないですが、どうなんでしょうか。
この状況は、誰が、どのように変えるべきなんでしょうか。
オオシマヒロユキの活躍が大々的に知られれば、少なくとも作家は、向こうに渡って仕事をしてみたい! と考える人が出るんじゃないでしょうか。




最後にそういった旨オオシマに伝えたところ、返って来た返事です。現地フランスからの今現在の声です。


「せっかく世界中で人気が爆発してた漫画界で日本の出版社は何をしたかしってるかい? 外国のバイヤーが自社を訪れるのを指をくわえて待ってただけさ。そして漫画家には「9:1で出版社のもうけでいいですよね?」と。いっとくけどそんなの続けたせいで本気で下火だぞ、日本漫画。」


9:1は言い過ぎにしても、近いですよ、海外で出版された翻訳コミックスの、出版社の取り分。

受賞しろ



2012年アングレーム国際漫画祭にて、元相方オオシマヒロユキが作画をつとめるバンドデシネ作品「Crime School」が若者向け部門20作品のうちのひとつとしてノミネートされました


http://www.neuvieme-art.com/actu/Art-Spiegelman-Festival-Angouleme-Festival-BD-Selection-BD-Selection-Officielle-1192 
こちら、ノミネート一覧。


http://www.bdangouleme.com/bd/Crime%20School%20T1%20:%20La%20Rentr%C3%A9e%20des%20crasses/388/33
こちら、公式詳細。


かつて日本の漫画の翻訳作品がノミネート・受賞したこともあるアングレーム国際漫画祭ですが、純粋に日本人が手がけたBDがノミネートされたことは、かつて無かった画期的な事ではないでしょうか!?
ま、ノミネートが画期的も何も、日本人漫画家が日本からフランスに渡って、向こうでBD作家として活動していること自体、画期的なわけですが!


というわけで、「Crime School」、買いたい人は日本から通販できるんですよ!
リンク先からぜひどうぞ!
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htmy/2505006822.html


ついでに、僕のバンドデシネ竹取物語」なんかもご一緒にどうですか?笑
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htmy/2756013927.html


久しぶり

に、仕事的な書き込みをば。



新刊、出ます!

しかもこんな時期に告知ですけど、来月12月中旬、16日!!



(この写真の表紙・帯は刷り出しを同サイズの漫画本に被せたダミーです)


『B.Y.C. 〜裏庭街〜』


漫画の作画は加倉井ミサイルさん!
ケータイ★まんが王国」にて携帯コンテンツとして連載配信されていたフルカラーコミック


世界の、ありとあらゆる"見世物小屋"の裏口から繋がる、怪しき並行空間"Back-Yard City"〜裏庭街〜。
その街で人体実験を繰り返すマッドサイエンティストによって作られし、言葉を発せぬ人造人間・ジョウと、人身売買によりこの街へ連れて来られた、妖怪サトリと呼ばれた少女・聡子。
口が聞けぬ者と、心を読む者の出会いと触れ合い。
意識とは? たましいとは?
彼らのこころと身柄を拘束するマッドサイエンティストからの、二人の逃避行は、果たして――


といった内容の、ダークファンタジーです。
加倉井さんのアナログとデジタルを駆使した、全ページフルカラー、豪華絢爛の一冊!
加倉井さんのイラスト集としてもコレクションの価値のある、A5判、猪原としても初の判型の単行本ですよ!
ぜひ書店でご予約、あるいは通販でのご予約、お願いしまっす!


Amazonの予約はコチラ!

BYC~裏庭街 (YAコミックススペシャル)

BYC~裏庭街 (YAコミックススペシャル)

通販可能



以前お知らせした、わたくしが原作、というかアレンジ構成をし、eriさんが作画を担当したバンドデシネ(BD、フレンチコミック)の「竹取物語」ですが、日本でも通販が可能だと判明しました。


紀伊國屋ブックウェブさんがお取り寄せ、配送してくれるみたいです。
当該ページはこちら!
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htmy/2756013927.html


よかったら注文してみてくださいね!
B4を超える大判ハードカバーで見るeriさんの美麗なフルカラーコミックは、見応えたっぷりです!


あと同様に、オオシマヒロユキの最新刊「Crime School」もお取り寄せ出来ます!

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htmy/2505006822.html


もちろん、両方とも本文がフランス語なので、ご注意をば。

日仏学院

に行って来ました。

読書の秋2011:ツナミ(対談:ジャン=ダヴィッド・モルヴァン、寺田克也
http://www.institut.jp/ja/evenements/11061
というイベントを拝見しに出かけたのですが、これ、311東北大震災の被災者支援の為に、ジャン=ダヴィッド・モルヴァン[JD Morvan]が発起人となり企画された、復興支援チャリティオークションに伴う、フランス内外のBDアーティスト、漫画家、イラストレーターの被災者応援イラスト集『マグニチュード』の発売報告イベントでもありました。


モルヴァン自身、震災当日は「吉祥寺のヨドバシカメラにいた」と語り、すぐさま何か出来ることはないかと企画したのが、
ツナミ(Tsunami −des images pour le Japon)
http://tsunami.cfsl.net/
チャリティオークションに出されたイラストの売り上げは相当な額になり、すべて赤十字への募金となったそうです。


リンク先には、世界各国から寄せられた応援イラストが数多くアップされています。その一部がこのイラスト集「マグニチュード」に収録され、フランス語英語日本語の三カ国語併記の大判書籍となっており、
フランス語書籍専門店、欧明社さんで買う事が出来るようです。


恥ずかしながら僕は、このイベントや「マグニチュード」の出版を知ったのは、イベント開始の直前。たまたまでした。
ただでさえ認知度の低いBD、報道されない各国からの厚意、そんな状況を憂いつつ、こんな活動があるんだよ、本が出てるんだよと、せめてお知らせしたくて、今回日記を書いてみました。


日本を心配し、東北を助けたいと願うアーティストの皆さんの思いが垣間見れる
ツナミ(Tsunami −des images pour le Japon)
http://tsunami.cfsl.net/
ぜひ、訪れてみてください。

インター

ネットのサービスの変遷。


プロになってから、告知・お知らせは、ホームページ→掲示板→ブログ→SNSと、いくらか同時進行ながら、媒体をスライドさせて来ました。
現在、niftyのアカウントの公式ホームページとそこの掲示板は、完全に放置状態。
そして遅れ馳せながら最近Twitterを始め、毎日少しずつ呟いているわけですが、特に最近はSNSの群雄割拠ぶりに、さてどうしたものか、と悩んでおります。


日本で一番大手と言われるmixiを始め、いくつかのSNSに登録していますが、
・幼馴染
・趣味の仲間
・酒飲み友達(←)
と、繋がっている関係を細分化し、それぞれ使い分けている現状。
それぞれに仕事関係のお知らせしたりしなかったり。けっこう面倒なもんです。


いっそ、なにがしかのSNSに集約されてしまえばいいのに!
サマーウォーズのOZみたいなやつにさあ!
……とか思うんですが、そうもいかないんでしょうなあ。


そんなわけで、僕の告知媒体がひとつ増えました。


賽の目記 mixi出張版
http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=115783


そうです、最近mixiが始めた、外部にも公開されるmixiページなるサービスを利用してみることにしました。
「出張版」だけに、そう大してココと書く内容は違わないとは思うんですが、フォロワーが少ないのも寂しいので、mixiのユーザーさんはフォローしてくれるとありがてえです。


SNS群雄割拠。
それぞれ独自色を出そうとして、意外に変わり映えせずにパイを食い合ってる印象もありますが、利用者の利用の仕方次第なのかな、と思ったり。
さて、mixiページというサービスで、これだ! という独自の遊び方、利用の仕方ってあるもんでしょうかね……。
とりあえずは、単にこのブログからコピペで済ますような記事は上げないようにしたいとは思いますが。


あとSNSとは違いますが、
The intaviews というサービスにも登録しています。
こちらは期間限定にしようと考えていますが、インタビューというよりは一問一答みたいな使い方できればいいなあと。そんな軽いノリで始めてみました。


猪原賽がサイコロ振って答えます
http://theinterviews.jp/iharadaisuke/interview


始めてみたらみたで、Twitterでその都度答えたほうが双方ラクなんじゃ……と思って、期間限定にしようと思った経緯があります。
ご質問いただくには、The interviewsに登録する必要があるみたいなので。
まあ、おヒマなら、こちらもよろしく、くらいの感じで。


おまえヒマなのか? との声が聞こえてきそうですが、まあ、ヒマですね。
いくつか進めてる企画はありますが、やはり連載が始まらないと、特にブログで書くネタも無いし。
それまでのツナギとしても、これらのサービスで、かまっていただけるとありがたいです。


ちなみに、現在連載中の作品は、
ケータイまんが王国にて配信中の『BYC〜裏庭街〜』一本のみです。
こちらは現在、クライマックスに向かって一番盛り上がっているところです。
加倉井ミサイルさんのフルカラー作画が、ものすごく奮っていますので、ぜひお手持ちの携帯で、ケータイまんが王国のサイトから課金して閲覧していただけたら。
第一話から一気読みとか出来ますので。