重ねてま

たエレカシの事を書くか。

『STARTING OVER』

今年初めに出た、エレファントカシマシのニューアルバム。
しかし何だ、この親和性は。
このアルバムに共感する人は、
失恋した人ですか。
恋を捨てた人ですか。
つまり、
仕事を選んで、何かを捨て去った人ですか。

今、我々のシチュエーションにあまりにハマり過ぎてて、怖い。

僕的にクる曲は、
『リッスン トゥ ザ ミュージック』。
「別れの気配を感じ」つつ、「明日の約束を今日も重ね」る。
……僕には、この性分がある。経験がある。

恋に限らず、このフリーランスの仕事を選んだ以上、
『俺たちの明日』
この曲は外せない。
昔、同じ道を歩んでいたはずの仲間が、どんどんフェードアウトして行く。
僕はひとりぼっちになって行く。
だけど、
そんな仲間は、今でも、同じ時間を過ごした仲間に変わりはない。
宮本浩次のそんな誰しもの仲間達への、そして自分への応援歌。
叫びは無い。
ニヒリズムをかすめながら、めいっぱい前向きな笑い声が聴こえる歌。

★★★★☆
（４．５。エレカシのメンバーは、宮本を除き、全員既婚という衝撃の事実。）

＜080414追記＞
何度も繰り返し繰り返し聴いていたら、急にある時『笑顔の未来へ』の前向きさがグッサリ胸に刺さった。
強いな、宮本さん。
俺は弱いよ。