2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アッチは

怪獣出るのかな? 出ないのかな? 『大怪獣 東京に現わる [DVD]』 宮坂武志監督、NAKA雅MURA脚本の、観客をスカし、なおかつ情緒を突っ込むお得意芸映画。 冒頭・前半のモノローグ・カットは、無駄にシーンのブツ切れ感を煽り、少々辟易したが、全体的には低…

引き続き

宮城谷先生の。 『孟夏の太陽 (文春文庫)』宮城谷昌光 4つの短編集でありながら、春秋期の晋に仕えた趙一族の年代記を描く連作シリーズでもある。 特に「月下の彦士」は、古代中国の物語でありながら、日本人の【滅びの美学】*1に通じる主従・友誼の美談。…

中国史の

司馬遼太郎という認識です。もちろん司馬先生も中国物書いてますが。 『介子推 (講談社文庫)』宮城谷昌光 ただ、司馬先生に比べると作者客観視描写が少々硬い印象。すごく真面目な人なんだろうなぁ。 宮城谷先生の長編『重耳』からのスピンオフでありながら…

毒にも薬

にもならない、その場歓楽映画のド真ん中。 『ナショナル・トレジャー 特別版 [DVD]』 もちろん、現在上映中の『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』テコ入れ地上波放送。 扱っているネタの数々は、私的には滅法好きな部類。だが作品としては………

うわ、恥

ずかしい。 『人斬り以蔵 (新潮文庫)』司馬遼太郎 短編集。表題作の以蔵、読めば読むほど勝新太郎っぽいなーと思ってたら、五社英雄の『人斬り』の原案(モチーフ?)じゃんか。そりゃそうだわ。 『おお、大筒』が一番面白かった。新次郎の最後のセリフが、…

これが無

料で観られるなんて、良い時代になったもンだ。CMは仕方ないが。 『逆噴射家族 [DVD]』 前半とオチ周辺はタルいが、中盤は か な り ローラーコースター。行き過ぎた暴力が不安と同時に笑いを呼ぶ。サスペンスで、サイコホラーで、バイオレンスで、エロス*…

補完して

なかった。 『チップス先生さようなら (新潮文庫)』ヒルトン 映画が端折ってる様子だったので、原作に手をつける。おわ、原作は更に端折ってる! 映画と原作で相互補完しつつ、全然補完できない。小説というよりは散文詩の様相を呈している。 淡々と叙述され…

これは買

いか、否か。 “199ドルノート”こと「Eee PC」が日本発売決定――予価は5万円前後 ちょうどパソコンの買い替えを考えていたところだ。 どうせテキスト仕事しか無いので、プライベート・仕事に同じパソコンを使っている現状に対して、仕事用として購入も良いかも…

補完が必

要だろう。 『チップス先生さようなら [DVD] FRT-177』(1939年) いろいろ端折り過ぎ感。生徒達との交流と関係の改善をもっと詳しく描いて欲しい。 文句・ツッコミどころが散見するが、それでもなお、好きな映画。 この後原作小説もレビューしますので、そ…

子どもは

クリックしては、いけません。 『キャノン先生トばしすぎ (OKS COMIX)』ゴージャス宝田 ※注意※ 成人指定 知人から「お前の寝かせてる企画と被ってる漫画が出たぞ」と報告があり、購入し、チェック。 困った。シチュエーションが同じだ。しかしこちらは一般向…

読み終わ

った。全4巻。 国盗り物語(四) (新潮文庫)司馬遼太郎 全巻を通して読むと、最後まで道三が主人公だったように思う。当然、3巻で道三はフェードアウトするわけだが、彼の遺した次世代の寵児、信長と光秀の物語として「信長編」があるわけだ。事実、あとが…

突然食い

たくなる。無性に。 『油めん』(ぽっぽっ屋・水道橋店) ごわごわの麺と濃ゆい油。トッピングは玉ネギ・油・にんにくで、更に味を濃ゆく。 ラー油味の油そば*1とは、違う物体だな。こっちのほうが断然好き。 ちなみに直系『二郎』の「汁無し」は未経験*2。…

瓶詰め再

評価。 『角切り海苔(ごま辣油味)』(桃屋) http://www.momoya.co.jp/products/detail/kakugiri_goma.php 桃屋ってのは、なぜ瓶詰めにこだわるのか。『穂先メンマやわらぎ』も美味いよね。ごはんの友として、ごはんのお供に。 ★★★★☆

あと、一

巻。 国盗り物語(三) (新潮文庫)司馬遼太郎 話が信長に移っても、脇役に回ったはずの道三が、一番印象的。 ともかく、あと一冊。まだ、明智光秀が信長の部下になっていない。四巻で二者の交錯を司馬先生がどう描くのか、楽しみです。 ★★★★☆ (以下続刊につき…

ほんとは

悔しいんだ。ほんと、ヤラれた。 『電脳コイル』(NHKアニメワールド) サムネイルはDVD一巻。今日、最終回。初っ端から、何故だかボロボロ涙が出た。 途中迷走しかけた時もあったが(クビナガのエピソードとか)、そのせいか最後の何話かは急ぎ足の感…